
| お茶は、私達が人生において、最も長い期間、飲む飲み物でしょう。そして、子供からお年寄りまで、いつでも誰にでも飲める飲み物です。コーヒーや紅茶と違って、くせのない口当たりと味、そしてほどよい香りが、その要因かもしれません。また、体にいい成分が、たくさん含まれていることも、理由の一つでしょう。
お茶は、色合いも楽しめる飲み物です。湯呑み茶碗に注がれた、深みのある、それでいて鮮やかな緑色の緑茶は、なんとも言えない安心感を与えてくれます。湯気のたったお茶お見ただけでくつろいだ気分になれます。 お茶は、私達の生活になくてはならない飲み物と言えるでしょう。 |
| 代表的な日本茶 |
| ●煎茶
煎茶は、日本で最も多く飲まれているおちゃです。新鮮な香りと、すっきりした喉ごしは、いつでもどこでも喜ばれる飲み物です。 煎茶は、ぜひ新茶を飲みたいものです。このお茶のもつ本来のさわやかな香りと味わいは、摘み取りの時期が遅くなるにつれて薄れていきます。煎茶は、摘み取りの時期によって、上級、中級、並級にランク付けされています。 ●玉露 日本茶の中では、最上級のお茶です。味の奥深さを、口に含んでじっくりと味わって下さい。 玉露は、新芽に覆いをかぶせて、直射日光を防いで育てられます。甘みと香ばしさ、そしてかすかな渋みが同居した、濃厚で何とも言えない複雑な味は、「味わいのお茶」として、多くの日本人が絶賛するお茶です。 ●ほうじ茶 香ばしい香りとさっぱりした喉ごしが特徴です。ほうじ茶は、カフェインやタンニンが少ないので、お子様にも向いています。 ●番茶 番茶は、摘み残した葉をもとにして作られたお茶です。夏から秋にかけて摘まれた、二番茶以降のお茶を番茶といいます。甘みはありませんが、すっきりした味わいがあり、スポーツや飲酒の後に適しています。 ●玄米茶 番茶と、強めに炒った玄米が混ざった、とても香ばしいお茶です。香りを思い切り楽しむためにも、熱湯を使いましょう。 ●抹茶 玉露と同様に、直射日光を避けて育てられます。葉を蒸した後、乾燥させ、石臼でひいてふんまつにしたのが抹茶です。最近では、作法にとらわれずに、手軽に楽しむひとも増えてきました。 |
| ノンカロリーでアルカリ性美容と健康に日本茶を! |
| 日本茶は、ノンカロリーのアルカリ飲料っです。体を弱アルカリの状態に保ち、体全体のバランスをとってくれます。
また、ビタミンCも含んでいるので、皮膚を活性化させ、美肌効果もあるといわれています。このほかにも、日本茶には体に良い成分がたくさん含まれています。 ◆タンニン お茶の代表的な成分が、タンニンです。カテキンとも言われます。お茶の渋みを構成する成分で、コレステロールの低下を促したり、胃腸の粘膜を保護するなど、さまざまな体内調整作用を持っています。 タンニンには、殺菌作用もあります。したがって虫歯予防としても効用があります。お寿司を食べた後の熱いお茶は、生ものを食べた後の、殺菌の意味でもあるのです。 また、大腸の機能を正常化する働きがあります。便秘に悩みがちな方なら、毎日一杯のお茶を飲むのも、ひとつの方法です。 よくお茶には、ガン予防の作用があるといわれます。これは、タンニンに、細胞膜を強化する働きがあるからです。弱った細胞膜が変異してガン細胞になるのを防ぐわけです。最近ブームになりつつある「食べるお茶」なら、タンニンの持つ非水溶性の成分まで、もれなく吸収できます。 ◆カフェイン 大脳を覚醒させ、新陳代謝を活性化させます。仕事の合間に、気分転換に飲むのもいいし、またアルコールの排出も促すことから、飲酒の後に飲むのも良いでしょう。 |
| 良質の水でおいしいお茶を |
| お茶をいれるときに使う水には、十分に気を配りたいものです。お茶の持つ本来の味、色あい、香りの全てが、損なわれてしまう場合があります。
大敵は水道水のカルキ臭です。カルキ臭によって、お茶の香りは、吹き飛んでしまいます。また、塩素によって、せっかくのお茶の成分が破壊され、当然、味も劣化します。 水道水を汲み置きして、沸騰させていれる方法がありますが、この場合は、水自身の成分が壊され、お茶本来の色合いが失われる場合があります。 たかがお茶、されどお茶。栄養たっぷりの日本茶を思いきり味わうためにも、良質の水を使っていれましょう。 また、お湯の温度は、上等のお茶ほど低めが良いとされています。通常の煎茶で90度、玉露で50度くらいが適温です。 お茶のおいしいいれ方
※玉露は、ぬるめのお湯(前述)でいれます。この場合は、いったん沸騰させてから、適温までさましてください。 冷茶の(水出し煎茶)のおいしいいれ方
抹茶のおいしいいれ方
※ 茶筅がなければ別の物で代用しても良いでしょう。 日本茶の代表的な産地 ◆ お茶栽培に適した条件とは? まず湿度が高い所。水はけの良い山間地または丘陵地で、年平均気温が十二度以上の場所が良いとされています。日本には、このような場所が比較的多いため、茶の産地が広範囲に広がっています。 ◆ 静岡 全国のお茶の半分近くを生産するわが国最大のお茶どころ。そのほとんどが煎茶です。本山茶、川根茶、菊川茶、掛川茶など、多くの銘茶を生産しています。 ◆ 新潟 お茶を量産できる北限の地。大量の積雪に囲まれて育った気からは、渋みの少ない、やわらかい味の茶場がとれます。 ◆ 京都 宇治茶の産地。玉露、抹茶、高級煎茶など、高級茶の産地として有名です。 ◆ 福岡 玉露の生産量第一位。気候条件が上質茶を作るのに最適です。八女茶の産地。 ◆ 奈良 全国生産量第一位。大和茶など、高品質の煎茶を生産しています。 ◆ 埼玉 関東最大の産地。狭山茶として知られています。香り高く、味の良さに定評があります。 ◆ 鹿児島 静岡に次ぐ生産量を誇ります。温暖な気候条件ゆえに、全国に先駆けて新茶が出荷されます。 ◆ 三重 伊勢茶は、生産量全国第三位。香りが強く、濃厚な味が特徴です。 ◆ 愛知 西尾は、わがくに最大の抹茶の生産地。この西尾茶のほか、奥三河茶、新城茶など、上質茶の産地です。 |